No.41

2013-06-19

有限会社モリカワ

代表者
北田 勝博
創業
1969年
業種
食品包装資材卸売
住所
神戸市東灘区深江浜町1-1
電話
078-441-0220 
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食品と売り場をおいしく彩る演出家

◆入社後、短期間で売上を着実に伸ばす
 神戸市民の「食」を支える神戸市東部中央卸売市場。広大な敷地の一角に、食品の包装資材を扱う(有)モリカワが店を構える。
同社は、東部市場の開場と同時に創業。夫人との結婚を機に、同社に入社した勝博氏は、大手食品メーカーで培った営業の能力を活かして、新規開拓に奔走。横ばい傾向にあった同社の売上を、短期間で着実に伸ばした。

◆お客様のために何ができるか
 「包装資材は、差別化が難しい。それだけに、きめ細かいフォローで顧客の信頼を得ることが重要」と、自社商品を活用した販売促進策を積極的に企画提案する営業姿勢を貫く。
 「営業担当には『お客様のために今日、何ができたか』を自問させています」と勝博氏。
 「クリスマス、正月、節分、雛祭り・・催事に合わせたPOPやシール、パッケージ等きめ細かく提案し、顧客の売上アップに貢献することが私達の役割。黒子に徹し、顧客のために動くことを厭わないことが大切」と強調する。

◆主婦目線での新商材
 2年半前、新たにパーティグッズの販売を始めた。日本では珍しいペーパーテーブルウェアがメインの商材であり、同商材を見出した夫人が、アメリカから直輸入している。店頭のほか、ネットでも販売しており、口コミで評判を呼んでいる。また、店頭に並ぶ包装資材も夫人のアイデアで、一枚単位で販売を行ったところ、近隣飲食店からの買い付けが増え、卸売業の常識にとらわれない主婦目線の発想が新たな商機を生み出している。
 「包装資材で山積みだった店内が、ペーパーテーブルウェアを扱うことで華やかになった。一般客に敷居が高い卸売市場のイメージを払拭したい」と勝博氏は語る。

◆資材を売るのではなく、売り場をつくる
 円安による資材の値上りや、関東・中部地区の大手業者の関西進出など、環境は厳しくなっているが、同社では包装資材を柱に、パーティグッズ事業の拡大や新商材の発掘等、独自の視点でニッチ市場の深耕を図る。また、「単に資材を売るのではなく、提案を通じて、顧客の売り場を演出していく」というぶれない姿勢が、同社の経営を支えている。

(経営指導員 小林和弘)