No.83

2015-06-30

フジ薬品

代表者
藤田 史郎
創業
1969年
業種
医薬品・化粧品販売
住所
神戸市西区桜が丘中町3-2-3
電話
078-995-0212
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顧客の生活の質を高めていく

時代や環境に合わせた事業展開
 同店の歴史は1969年にさかのぼる。代表の藤田史郎さんの姉・美智子さんが将来の人口増加を見越し、北区西鈴蘭台にある旧公団住宅のショッピングモールに薬局を開業した。

 順調に売り上げを伸ばし2号店(現在地)を出店した76年、藤田さんは美智子さんの後継者として桜が丘店に勤務し始めた。
 近くで眼科医院が開業した際に始めた調剤は2年間で廃止する一方で、2014年に同店の他店舗で展開していた化粧品小売業を統合することで相乗効果を挙げてきた。藤田さんは「時代や環境の変化に柔軟に対応しながら努力してきたことが、事業を長く続けられた秘訣」と振り返る。

顧客に喜んでもらうことを第一に
 顧客に薦めた商品がピッタリ合うと、顧客との間に信頼関係が生まれる。「要望をじっくり聞いて、本当に必要な薬や化粧品を提案する。美しく健康になったとお客様に喜んでもらえることが、何よりの喜び」と語る。小さかった女の子が母親になり子どもを連れて来店することもあり、地域に根付いた商売の醍醐味を味わえるという。

 個室だった調剤室を改装することにより、14年8月から化粧品の使い方の個別レッスン教室「お手入れサービス」を充実させた。これからも顧客に喜んでもらうことを第一に取り組む。

地域住民とともに歩む
 約40年前に団塊の世代が転入してきたこの地域も急激に高齢化が進んでいる。顧客に元気で美しく長生きをしてもらうためにも「初心を忘れず、明るく丁寧な接客を心がけなければならない」と藤田さんは考える。売り上げには直結しないが、地域への恩返しの意味も込めて風邪予防、関節の弱りなど「健康」をテーマにした集いを6月に開催する予定だ。

 商売を通じて地域との密接な関係を育んできた藤田さん。「お客様の生活の質を高めていく」という使命感に満ち、今日も店頭に立つ。

(経営指導員 納田秀史)