No.80

2015-06-01

株式会社六甲設計

代表者
諸原博司
創業
1985年
業種
建築設備の電気・機械部門設計
住所
神戸市垂水区星が丘3-6-13-202
電話
078-706-5913
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建物に息吹を吹き込む仕事

◆設備設計という仕事
 同社は、主に建築事務所や行政などから空調・給排水・電気などの設計を請け負っている。人体でいえば臓器・血管・神経などにあたる部分で、建物はコンクリートや鉄骨だけではなく、こういった様々な設備の組み合わせにより、初めて生きた建物となる。

 同業者のほとんどは一人親方で、たいていは技術を習得すると独立する。代表取締役の諸原博司さんも15年間の修業を経て、1985年に垂水区で開業した。

◆依頼は断らず、信頼を築く
 妻・京子さんは、諸原さんが仕事に専念できるようにと、事務処理を一手に担う。92年に事務所を開設した際にも、諸原さんの代わりに物件探しに奔走した。

 諸原さんについては「バイタリティのある人。手一杯に仕事を受けていても、依頼が来たら断らない。そして必ずきっちりと仕上げることで、得意先との信頼関係を築いてきた」と誇らしく語る。諸原さんは「仕事を完遂するためには、パズルを埋めるように効率的な時間配分が重要」と納期厳守の秘訣を語る。

◆次の時代を見据えて
 一代限りで廃業を考えていたが、2006年に大学を卒業した長男・剛さんが入社。剛さんの正確かつ繊細な図面は行政の担当者からも好評で、「建物の中に息吹を吹き込むのはおもしろい」と仕事に対する自信をのぞかせるなど、若い後継者が着実に育っている。

 日々の業務も、「手書きのドラフター(製図台)が懐かしい」と言う諸原さんから、最新CADを使いこなす剛さんへと徐々に移行し、次の時代を見据えた事業の継承に布石を打つ。

(経営指導員 納田秀史)