No.97

2016-03-16

ゲストガーデン

代表者
田中昭彦
創業
1992年
業種
美容院
住所
神戸市灘区篠原北町1-7-22遠矢マンション1階
電話
078-801-6008
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創業以来広告宣伝一切なし。顧客が顧客を呼ぶ美容院

◆技術と店舗マネジメントのノウハウを学び30歳で独立
 田中昭彦さんの美容師としてのスタートは阪急六甲駅構内の美容院。19歳で入店し多くの経験を重ねてきた。美容師として顧客の要望に応える高い技術力もさることながら、店舗マネジメントの資質も認められ、27歳の時には人材の採用や育成、広告宣伝などのマーケティングや売上管理などマネジメントを任されるようになった。
 店舗運営に精を出す一方で、美容師として現場に立ち顧客と接し続けたいという思いが膨らみ、30歳になった1992年に独立、現在地に店を構えた。

◆知る人ぞ知るこだわりの店舗
 田中さんが選んだのは阪急六甲駅から北へ徒歩約10分の人通りの少ない閑静な地域。坂道沿いの半地下の店舗の入口には、「GUESUT GARDEN」と小さな看板があるだけだ。店内にはカット台が一台置かれ、かつて愛用していたバイクや飛行機の模型、アンティーク家具などこだわりのアイテムが飾られている。シックな雰囲気の内装ゆえにカフェと間違われることもたまにあるが、一見の客が訪れたことはほとんどない「知る人ぞ知る美容院」だ。

◆口コミによる集客。顧客とともに歴史を刻む
 過当競争が続く美容業界の中で、広告宣伝を一切行わないにもかかわらず、店を訪れる顧客は絶えない。
 その理由は、田中さんの高い技術力とサービスにある。顧客の要望や髪の状態だけでなく、その生活・行動パターンにまで思いを巡らし最適な髪形を提案している。また次回の来店時までできるだけ良い状態を保てるように工夫が凝らされている。技術を磨き、最新トレンドの情報収集を怠らない。こうした努力の積み重ねによって、既存客が新しい顧客を次々と紹介してくれるようになり、田中さんのスケジュールは常に予約でいっぱいの状況が続いている。

 田中さんの理想は、「お母さんの髪型を見て娘さんが来店したくなる店」。親子3代で訪れる顧客も多い。
 「体力の続く限り感性を磨き、お客様により良い髪型を提案していきたい」と語る田中さん。これまでも、そしてこれからも、サービスの向上に余念がない。

(経営指導員 山﨑栄治)