No.46

2013-06-19

有限会社ナンジャロー

代表者
竹澤 誠
創業
1983年
業種
飲食店(洋食)
住所
神戸市中央区宮本通2-1-39
電話
078-242-2928
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驚きと感動を提供し続ける料理人

<店名に想いを込める>
「なんじゃろ?」というユニークな名前の洋食店がある。店主の竹澤氏は、名前の由来を「食材を工夫することで、『なぜこんなに安くて美味しいのか?』とお客様を驚かせ、喜ばせたかったのです」と話す。現在は、中央区で2店舗経営する竹澤氏。スタートは、元町のホテル内にある店舗への出店だった。
当時、元町界隈の洋食店は高級店が多かったが、「洋食は本来手軽なもの、とにかく安くて美味いものを提供し続けたい」という想いを強く持っていた竹澤氏は、洋食にコーヒーまで付いて650円という価格でランチを始めた。また、他店では使わない珍しい食材も積極的に使用したところ、またたく間に評判が広まり、行列ができる店となった。

<顧客との繋がりを第一とする>
味と価格だけでは本当に喜ばれる店にはならない。竹澤氏は、顧客との繋がりも大切にしている。ほとんどの顧客の顔、味の好みや、好きなビールの銘柄までを覚えているという。竹澤氏は「学生時代に通ってくれたお客さんが、結婚したり、転勤になって神戸を離れても、機会があればわざわざ店を訪ねてきてくれます。この歳になると休日に同窓会の誘いがありますが、なかなか店を空けることができません」と顧客との絆の強さを語る。

<親から子へ引継がれていく店>
「とにかくお客さんに喜んで帰ってもらえることが一番大切です。『おいしかったよ。また来るね』という一言のために店をやっているんです」と語る竹澤氏。そんな全力で商売と向き合ってきた竹澤氏だが、現在は長男の大助氏が2号店を切り盛りしている。
「最初は見よう見まねでやっていた息子から、最近、親父の背中が見えてきたといわれているんです。お客様から、2号店の方がうまいといわれないようしないと...」竹澤氏はうれしそうに語る。「これまでのやり方を踏襲しながらも、新しい世代のアイデアを付加し、商売を引継いで欲しい」。顧客から愛され続ける家族の店は、親子二代に渡って引継がれていく。

(経営指導員 若宮豊)