No.72

2015-01-14

愛水工業株式会社

代表者
深水 正
創業
1970年
業種
水景設備、水処理装置製造販売
住所
神戸市西区櫨谷町寺谷1242-118ハイテクイースト工業団地102
電話
078-997-7197
ホームページ
http://www.aisui.net/
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継続は力となり、いつか道が開ける

◆不遇な時期もしのいできた
 社長の深水正さんは、水処理・噴水製造業の代理店での12年間の勤務を経て、1970年に屋内外の噴水設備や水処理設備の製作・施工を手掛ける同社を設立した。しばらくは、妻・かずえさんと二人三脚で忙しい日々を送っていたが、73年のオイルショックによる取引先の事業縮小などにより、売上げが激減した。こうした状況を切り抜けようと75年、独自に小型卓上噴水を発明し特許庁長官奨励賞を受賞した。しかし、一般には普及せず、本業以外の仕事も請け負いながら、苦しい時期をしのいだ。

◆ホームページ開設で認知度が向上
 95年、阪神・淡路大震災により東灘区にあった会社は全壊したが、「やはり自分には噴水しかない」と奮起し、現在地に移転、営業を再開した。「継続は力なり」という言葉が深水さんの考え方の基本にあり、「続けていれば、いずれは良くなる。まだまだこれからだ、とただひたすら頑張ってきた」と当時を振り返る。営業活動を補うため2001年にホームページを開設すると、「噴水」というキーワード検索で上位表示されるようになり、これを追い風に徐々に認知度が高まり、全国から注文が寄せられるようになった。

◆新製品で販路の拡大を目指す
 CADをはじめ事務の全てを任せる娘の遠藤貴美子さんは、今では深水さんの右腕へと成長し、立派な後継者になっている。14年2月には、滝のような室内装飾に空気清浄機能をもたせた新装置「プリズムフォール」の特許を取得。特殊な液体が美しく流れるこの新製品は、見る者を幻想的な世界に誘う。今後は、この製品をホテル、病院、店舗など多くの人が集う場所に売り込むなど、「継続」を胸に新たな可能性に挑み続ける。

(経営指導員 納田秀史)