郷愁さそうアジアンな長田の風景

 長田の風景にアジアを感じるのはなぜだろう。看板の書体や色づかい、アーケードの骨組みやトタンの質感など、少し古ぼけていて懐かしい。幼少の記憶、古きよき日本、遠く離れた母国など、感じるイメージは人それぞれ違うかもしれない。しばしば下町の猥雑さやレトロといった言葉で語られる、そんな風景が長田にはある。

 アーケードや看板、文化住宅や路地裏、銭湯といった下町のアイコンが点在する向こう側には、阪神大震災からの復興で建ち並んだ超高層ビルが見える。急速に都市化するエリアと古きよき街の風景が共存する重層性は、まさに今のアジアの景色なのかもしれない。

左・丸五市場の路地裏には、古くからの民家がずらりと並ぶ。
右・看板の書体もかなり希少な六間道のアーケード。

アジアンなポイント

古き日本の風景にアジアを感じる?

丸五市場、西神戸センター街、本町筋の路地裏へ少し入ると、懐かしい風景に出会える。再開発エリアとの対比もまたオモシロい、長田の風景である。